2026-08

小説

潮騒ボトル/四流色夜空

著:四流色夜空  だれもいない砂浜で夕陽を見るのが好きだ。  水平線に赤い塊が接して、境界が曖昧になって、海一面が燃えている。黒い影になって鳥たちが飛んでいく。太陽が最後の力を振り絞って景色を染め上げる壮大な光景を眺めていると...

教会/真夏あむ

著者:真夏あむ きみの小さな胸に付着した傷を舐めるのに時間がかかって、タイムカードを押し忘れた。朧気な才能を天気と一緒に変わらせて、凡人のフリが得意だね、ねえ、いったいどこから来たの?なんて、夢の中でしか言えないから。追い炊きしたお...
散文詩

枕のように、やわらかく天使(Your angel exists in your brain)/二枚貝(双川望)

著:二枚貝(双川望)  鐘の音が鳴る、何かが始まっていく、何かが終わっていく、速度、速度、速度、桜の花びらが落ちる速度、飛行機雲が生じていく速度、花が開くときの速度、雪の結晶のその一粒が落ちていく時の速度、宇宙が膨張していくときの速...
川柳

GLITTER DISC-Remix/水埜青磁

執筆者:水埜青磁消失点は誘拐しました 川です 被・YOU 風はほめことば 非・MINE 日記には栄養があるからね 脚をくずして海岸めくこどものパーティー 能面の替刃には栄養がない 非在の合図 きみのダンスが映...
タイトルとURLをコピーしました